消費者委「名簿業者の規制検討を」
7月15日 21時59分
「ベネッセコーポレーション」の通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が
大量に流出した問題を受けて、国の消費者委員会は、来年改正される予定の
個人情報保護法に、名簿業者への規制を盛り込むことを検討すべきだとする
意見をまとめました。
個人情報保護法は、いわゆるビッグデータの活用を進めることなどを目的に、
来年の通常国会で改正される予定です。こうしたなか、ベネッセコーポレーションの
通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が大量に流出する問題が起きた
ことから、国の消費者委員会は15日、法改正にあたっては、名簿業者への
規制を盛り込むことを検討すべきだとする意見を取りまとめました。
具体的には、個人情報を取り引きする場合は第三者機関などが関与することや、
情報がどの業者からどの業者に渡ったか分かる仕組みを作ることなどを検討すべき
だとしています。
これについて、消費者委員会の河上正二委員長は、「今回、個人情報が大量に
流出する問題が起きたことを受け、消費者の保護が喫緊の課題であると認識している」
と話しています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140715/k10013040161000.html