理化学研究所のベンチャー企業であるタグシクス・バイオと大日本印刷
(DNP)は12日、「人工DNA(デオキシリボ核酸)」を含有することで、
偽造がきわめて困難な印刷用インキを開発したことを発表した。
この「人工DNA含有インキ」は、第三者による模倣がほぼ不可能であり、
高度な真贋判定が可能だという。国内外の紙幣やパスポート、有価証券や
公的文書など、強固なセキュリティが求められる、“高付加価値印刷物”の
偽造防止などに活用される見込み。
DNAは、特殊な分析装置や解析技術があれば複製が可能だが、今回開発
されたDNAインキは、タグシクス・バイオが開発した人工DNAを利用。
4種の塩基(A,G,C,T)に加えて、人工的に作り出した塩基対が組み込まれて
おり、第三者による模倣はきわめて困難とのこと。また、人が触れたりなど
外部からDNAが混入した場合でも、区別可能となっている。さらに、保護
インキで表面をコーティングすることにより、環境条件による悪影響を
受けづらくした。
http://www.rbbtoday.com/article/2013/02/12/102751.html .
人工的に作った塩基ねぇ、抗がん剤のできそこないを再利用だな。