【自・公】複数税率導入を巡って温度差　自民「年末までに結論を出すのは難しい」

◆自・公 複数税率で調整に手間取りも

自民・公明両党は、消費税率を１０％に引き上げる再来年１０月から
複数税率を導入することを目指して、来月にも協議を始めることに
していますが、両党の間には導入を巡って温度差もあり、年内の
結論の取りまとめに向けて、調整に手間取ることも予想されます。

自民・公明両党は、２４日に決定した新年度＝平成２５年度の税制改正大綱で、
消費税率の引き上げに伴う低所得者対策として、食料品などの税率を低く抑える
複数税率について、消費税率を１０％に引き上げる再来年１０月からの導入を
目指すことになりました。

そして、両党は、低く抑える税率を何％にするのかや、その対象品目などに
ついて、来月にも自民・公明両党の実務者による専門の委員会で協議を始め、
ことしの年末までに結論を出すとしています。

これについて、公明党は「大綱で『再来年１０月からの導入を目指す』とした以上、
実現できなければ国民の信頼を失う」と主張しています。

これに対して、自民党内には「税率を低く抑える品目の選定などを巡って、
関係団体との調整に時間がかかるので、年末までに結論を出すのは難しい」
といった意見が出るなど、両党の間で導入を巡って温度差もあり、年内の
結論の取りまとめに向けて、調整に手間取ることも予想されます。

NHK　2013/01/26　動画あり
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130126/k10015074871000.html