元五輪陸上代表・為末大「強化に税を注ぐから国民は何かの見返りを期待している」「自分のために競技してほしい」

今回、特に柔道の選手たちが試合後に、「勝てなくてすいませんでした」とインタビューに答えているのをよく目にした。
日本のお家芸としての期待や、必ず金をとらなければならないという思いから発される言葉なのかもしれないけれど、
そこに僕自身、元選手として複雑な思いを抱いている。

五輪選手ほどになると、それまでの人生でたくさんの人に支えられてここまでたどり着いている。
強化選手は専用の施設を使い、遠征や強化に国税が投入されていて、
当然そこに税を注ぐからには国民は何かの見返りを期待している。

人間のモチベーションや創造性というのは、やりたいことをやっている時に最も大きくなる。
気がついたら時間がたっているというような集中を誰もが経験したことがあるだろうけど、
そういうものは決まって自分の好きなことをやりたいようにやっている時に起きる。

反対に義務というのは、単純な作業を繰り返す時にはそれなりに効果があるけれど、
創造性を発揮したりモチベーションを保つ時にはマイナスになったり力みを生む。
今やろうと思っていることを、誰かに命令された途端にやる気がうせた経験はないだろうか。
人は強制されたり義務づけられた時に、やりたいという気持ちから、やるべきという方向に気持ちが変わる。
http://london2012.nikkansports.com/column/tamesue/archives/p-cl-tp0-20120805-995566.html

五輪選手はほっておいても、ただでさえ期待をされる。
それ自体は素晴らしいことなのだけれど、選手本人がその責任を負いすぎたとき、
勝利は義務になり、動きに力みが出る。
普通の種目でもすごい重圧がかかるのだから、ましてやお家芸の柔道選手にかかる期待は計り知れない。

すいませんという言葉の裏には、果たすべき役割を果たしきれなくてすいません、という意味が込められていると思う。
でも、きっと本当はその前に自分自身が悔しいですという思いがあるんだと思う。
何しろここまで頑張ってきたのは他ならぬ自分で、一番勝ちたかったのも他ならぬ自分だからだ。
そして、もう１度挑むにはまた４年間同じ苦しみの中で努力しないといけない。

月並みなことだけれど、選手たちにはどうか自分のために競技をしてほしいと思う。
それが何より国民が望むことだし、そうやってのびのびと競技をすることで十分に責任は果たしているのではないか。
そして皮肉なことに、自分のためにやっていると視点が切り替わった途端に動きが軽くなったりすることは確かにある。
背景はいろいろあるけれど、選手１人１人にとって五輪は誰のものでもなく、
自分のものだという視点で競技を楽しんでほしいと、僕は思う。
http://london2012.nikkansports.com/column/tamesue/archives/p-cl-tp0-20120805-995566.html

幼稚な人間だな。
そんなこと口にするなよ。

＞当然そこに税を注ぐからには国民は何かの見返りを期待している。

この言い方はちょっとアレだな
応援はしてるけど別に見返りなんて思ってないよ

為末大って誰？

むしろ税金を意識した発言をスポーツマンがするほうがレアケースだな。

余裕できてから、いろいろ調べたり考えたりしたのかもしれないが。

確かに、競技ごとに予算の獲得が大変なのも分かるけど、
なんとか協会や、つぶしの利かないコーチ、不自然に多い協会役員とかを税金で食わせているようなもんだからな。

IOCに政府、国民、マスゴミまとめてうまく乗せられてるだけともいえる。いい悪いはおいといて。

脳筋がでかい顔をする土壌作りをしていると言ってもいい。
引退しても、他で食っていけないもんだから、挙句の果てに議員になろうとかいう輩が出てくるわけで。

税金投入されてんのか?知らなかった。

なんか勘違いしているけど、人は自分のためより他人のために行動するとき力を発揮するものだよ

この前のテレビで見た人見 絹江の決意と覚悟を知ると、なんかねぇ。

>>8
元五輪代表にニートが説教してもねえw