【平壌5月26日発朝鮮中央通信】
朝鮮の西海岸地方から日照り現象が持続している。
気象水文局の通報によると、これは50年ぶりの現象と言う。
4月26日以降から今まで、西海岸地方ではほぼ30日間ほとんど雨が降らなかった。
農場員 リ・ギョンホ氏(男、39歳)
「トウモロコシ栄養ポットを移したときから20余日しかならない。
しかし、今年は例年にまれな日照りによってトウモロコシが枯れている。
このように、トウモロコシが日照りによって枯れている。
われわれは、この日照り現象を克服するために最大限努めている」
気象水文局 気象予報処 パン・スンニョ処長 (女、48歳)
「最近、わが国の全般的地方、特に西海岸地方でひどい日照り現象が現れている。
去る4月27日から25日間ほとんど雨が降らなかった。
この期間に、少ない雨が降ったが日照りを解消することができないほど、きわめて小量であった。
雨がほとんど降らないうえに、4月30日から昼の最高気温が気象観測以来、最も高い現象が現れ、
5月中旬に気温が平年より少し低くなって18日からは再び高まった。
現在、毎日平均蒸発量が4〜8ミリ、土壌湿度は60%程度できわめて低い状態にある。
最近、気温が高く、日照り現象の主な原因は4月末から東アジア地域の気圧が高く、北方の冷たい空気が
南下できず、中緯度大陸の暑くて乾燥した空気と南方の熱い空気がわが国に流れ込んだところにある。
言い替えれば、雨が降るには熱い空気と冷たい空気がぶつからなければならないが、そのような条件が
つくられていない。
今後、5月末までわが国の南部と朝鮮東海にある高気圧の影響で雨がほとんど降らず、日照りが続くものと
予見される」−−−
ソース 朝鮮中央通信社 2012年5月26日
http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jpn (リンク先に動画あり)