マッサージ効果の詳細解明=細胞でミトコンドリア生成−加大学
激しい運動をした直後に筋肉をマッサージすると、細胞レベルでは炎症を起こす物質が
減り、痛みが和らぐとともに、細胞内でエネルギー生産などを担う小器官「ミトコンドリア」が
生成され、回復を促すとみられることが分かった。
カナダのマクマスター大などの研究チームが実験で解明し、5日までに米医学誌サイエンス
・トランスレーショナル・メディシンに発表した。
マッサージをめぐっては、疲労の原因となる乳酸が除去されるとの見方がこれまで
強かったが、マッサージの前後で筋肉細胞の乳酸量はほとんど変わらなかった。
研究成果は筋肉の張りや痛みをより効果的に治療する技術の開発に役立つと期待される。
(2012/02/05-16:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020500100