正確な放射能測定へ試料提供、土壌測定のばらつき校正 国内21施設がIAEAと共同プロジェクト [02/04]

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1トレロカモミロφ ★
正確な放射能測定へ試料提供 土壌測定のばらつき校正
2012年2月4日19時3分


 国際的に信頼される正確な放射能測定を目指して、国内にある21施設が国際原子力
機関(IAEA)と共同プロジェクトを始めた。協定を結んだ筑波大が3日、発表した。
IAEAが放射性物質を含む土壌などの標準試料を、東大や大阪大など各施設に提供。
標準試料を測定して出た値と正しい値とを比べ、測定機のばらつきを校正する。

 放射能測定値は、放射性物質から出るガンマ線の値をもとに計算して求めるが、
一定方向のガンマ線しか測れず、水や土などに一部吸収される。正確な測定のためには、
実際に何%のガンマ線を測れるのか事前に考慮しておく必要がある。この前提が正しく
ないと、誤った測定をすることになる。

 これまで日本には、国際的に標準となっているIAEAの標準試料がほとんどなく、
十分な校正ができなかった。国内で測定し汚染度が基準値以下とされた茶葉が
輸出先のフランスで基準を上回る問題も起きた。

http://www.asahi.com/science/update/0203/TKY201202030475.html
IAEAが日本のために送った標準試料。右が草、左が土の試料=茨城県つくば市
http://www.asahi.com/science/update/0203/images/TKY201202030482.jpg