原発偽装請負、元請けの刑事責任追及へ 福岡県警など
2012年1月31日2時22分
関西電力大飯原子力発電所(福井県おおい町)での偽装請負事件で福岡、福井両県警は、
元請けの太平電業(本社・東京)について法人としての刑事責任を問う方針を固めた。
捜査関係者への取材でわかった。
太平電業の高橋徹社長は任意の調べに「(現場の)事業所に権限を委譲していた」と
供述しており、両県警は、下請け発注の権限を一任されていた当時の大飯事業所長が、
社の経営判断として偽装請負を主導したとの見方を強めている。
両県警は、職業安定法違反の疑いで逮捕した太平電業福井地区営業所長一瀬秀夫
容疑者(58)=福井県敦賀市=の身柄を送検した13日付で、法人としての太平電業も
同容疑で書類送検し、組織的な関与について裏付け捜査を進めていた。近く高橋社長の
供述調書などの書類を地検に送る。
http://www.asahi.com/national/update/0130/SEB201201300015.html