長崎で初の空港テロ実動訓練 海上での「孤立」想定
2012.1.29 15:42
国と長崎県などは29日、長崎空港(同県大村市)での爆破テロを想定し、国民保護法に
基づく実動訓練を実施、県警や消防など約1250人が参加した。大規模な実動訓練は
2006年から始まったが、空港テロを想定したのは初めて。
午前10時ごろ、国籍不明のテロリストグループが、海上空港の長崎空港のターミナル
ビルと、本土側につながる橋の2カ所をほぼ同時に爆破したため空港が孤立し、多数の
負傷者が残された事態を想定。
自衛隊のヘリコプターや民間の船舶などが連携し、空港にいた約450人の被災者を
空と海から次々に救助し、避難させた。
被災者役で訓練に参加した大学2年の小松夕夏さん(20)は「本当に起きたらと考え、
とても不安になった。看護を学んでいるので、普段から建物の避難経路を確認し、
実際に起きたときに周りの人を助けられるようにしたい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120129/crm12012915430003-n1.htm