議会の賠償請求放棄は有効?最高裁が統一判断へ
自治体の違法な公金支出を巡り、首長らへの損害賠償請求権を放棄した議会
の議決が有効かどうかが争われた6件の住民訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(
千葉勝美裁判長)は、原告、被告双方の意見を聞く弁論を3月30日に開くことを決めた。
下級審では判断が分かれており、最高裁が統一的な判断を示すものとみられる。
弁論が開かれるのは、外郭団体への人件費の支出を巡る神戸市の訴訟4件のほか、
浄水場用地購入を巡る栃木県さくら市の訴訟、退職慰労金の支払いを巡る
大阪府大東市の訴訟。
(2012年1月24日20時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T01019.htm