福島第二原発の復旧計画提出を指示
東日本大震災で被害を受けた福島第二原発について、原子力安全・保安院は東京電力
に対し、安全を確保するための復旧計画を提出するよう指示しました。
福島第二原発は去年3月の東日本大震災で、1号機、2号機、4号機の冷却機能が
失われ、地震翌日の3月12日に政府が緊急事態宣言を出していました。
その後、冷却機能を回復し、現在は全て冷温停止していることから、政府は去年末に
緊急事態の解除を宣言しています。
これを受け、原子力安全・保安院は11日、東京電力に対し、福島第二原発の冷温停止を
より確実にするための復旧計画を今月中に作るよう指示しました。
具体的には、非常用ディーゼル発電機や燃料プールの冷却設備などまだ完全に復旧して
いないものが一部あるため、これらを復旧させることや、応急措置として作られたケーブル
など仮設の設備を補強することなどを指示しています。
ただ、今回の指示は福島第二原発の再稼働を前提にするものではなく、あくまで冷温停止を
維持するための措置で、この方針は保安院から福島県や原発の周辺にある6市町村に説明し
了承を得たということです。(11日13:45)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4924374.html