学力テストに39億円 給付型奨学金は見送り
政府は24日に閣議決定した2012年度予算案で、小6と中3が対象の全国学力テストの
費用として11年度当初比4億円増の39億円を計上した。
約3割の学校を抽出し、現行の国語と算数・数学の2教科に理科を追加する12年度の
実施費用と、全員を対象とする13年度に向けた準備費用。
文部科学省によると、13年度は再び2教科に戻す。家庭の経済状態が学力に及ぼす
影響も分析し、経年比較ができるように設問を工夫するという。
一方、文科省が概算要求で101億円を盛り込んだ高校生への給付型奨学金創設の
関連費計上は、恒常的な財政支出を懸念する財務省の反対で見送られた。
文科省は、奨学金制度を担う都道府県に対し、現行の貸与型奨学金の原資である基金を
困窮する高校生に限っては、返済免除にも活用して実質的な給付とするよう求める考え。
[ 2011年12月24日 11:31 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/24/kiji/K20111224002307110.html