被災地への自衛隊災害派遣、年内にもすべて終了　[12/20]

被災地への自衛隊災害派遣、年内にもすべて終了


　福島県は２０日午前、陸上自衛隊に対し、東日本大震災発生直後から災害派遣
されている部隊の撤収を要請した。

　同震災に伴う自衛隊の災害派遣は岩手、宮城など７道県が要請し、福島県以外
ではすでに撤退しており、被災地への災害派遣は年内にもすべて終了する。

　撤収要請について、福島県は〈１〉震災、原発事故の応急活動がおおむね終了した
〈２〉原発の冷温停止状態を示すステップ２が宣言された――ことを理由に挙げている。

　陸自東北方面総監部などによると、自衛隊は３月下旬のピーク時には、７道県に
１０万７０００人を派遣。被災者救出や行方不明者の捜索、支援物資の輸送などを行った。
福島県では、現在も陸自第６師団（山形県東根市）を中心に、住民が警戒区域内に
一時帰宅した際の支援など約９０人が活動し、緊急時の避難誘導に備えて約３００人が
待機している。撤退は年内に完了する見通しで、２２日に活動実績などを県に報告する。

（2011年12月20日14時19分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111220-OYT1T00672.htm

自衛隊乙