姫路の元消防局長が備品を架空発注
今年3月に定年退職した兵庫県姫路市の元防災審議監(61)が、消防局長在任中の
05〜09年に計50回、備品の事務用品を架空発注するなどして計約292万円の公金を
詐取した疑いがあることが15日、市への取材で分かった。
市によると、元審議監は業者から架空の請求書や水増しした請求書を受け取り、
業者の口座に不正に公金を振り込ませた疑いがあるという。
市の調査に業者は「不正に受け取った公金は、過去に元審議監から要求されて渡した
現金の穴埋めにした」と説明。元審議監は「請求書が架空とは知らなかった。
業者から現金は受け取っていない」と否定している。
市は昨年11月に匿名の情報を受けて調査を開始。約292万円のうち約72万円について
裏付けが取れたとして6月、元審議監と事務用品販売会社の役員2人を詐欺容疑で姫路署
へ告訴、受理されている。(共同)
[2011年12月15日16時4分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111215-876992.html