東電が社内調査報告書を公表 検証委は「事前対策不十分」
東京電力は2日、福島第1原発事故について、地震による揺れでは重要機器に影響はなく、
事故を引き起こした津波は想定をはるかに上回る規模だったとする社内事故調査委員会の
中間報告書を公表。これに対し外部専門家による検証委員会が「事故発生と拡大は、事前の
安全対策が十分でなかったことによる」と批判した意見も明らかにした。
検証委は、委員長の矢川元基東京大名誉教授(原子力)と津波、法律などの専門家6人で
構成。
報告書は、東電が08年に行った最大10・2mの津波が襲うとの試算は「根拠のない仮定に
基づくもの」として対策を取らなかったが、検証委は「より真剣に考えておくべきだった」と指弾した。
2011/12/02 17:44 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011120201001634.html