佐賀県議、領収書偽造して政調費60万円受領
佐賀県議会の桃崎峰人県議(62)(自民)が2008年度からの3年間、地元有権者との
意見交換会会費という名目で領収書計約150枚を偽造し、政務調査費計約60万円を
受け取っていたことが分かった。
桃崎県議は「地域の会合に持って行った日本酒の購入費などに充てた」と偽造を認め、
全額を返還する意向を示している。政調費の詐取に加え、選挙区民への寄付を禁じた
公選法違反に問われる可能性もある。
政調費の収支報告書によると、偽造されたとみられる領収書の記載金額は2000円、
3000円、4000円、5000円の少なくとも4種類。09年度は37枚(12万9000円分)、
昨年度は55枚(22万円分)が確認された。領収書のただし書きには、地区名とともに
「意見交換会費」と書かれ、発行者として、会合が開かれた地区の代表者の署名や
押印があった。
桃崎県議によると、意見交換会には会費相当分の日本酒を持ち込むことが多く、
その購入費を賄うために08年度から偽造を続けていた。当時の会計責任者の
男性に領収書の偽造を指示し、パソコンで作らせていた。署名は各地区の代表者に
無断で記入し、同姓の印鑑を購入したり、借りたりして押印したという。
(2011年10月31日10時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111031-OYT1T00078.htm