避難先での自治活動支援=福島の13市町村対象に−総務省
総務省は、東京電力福島第1原発事故で福島県外の自治体などに避難中の住民が
避難先で自治会をつくったり、役場ごと移転した自治体が各種イベントを開いたりする
場合などに必要な経費を一部補助する。共通のふるさとを持つ住民に地域の絆を維持
してもらうことが狙いだ。
同省は補助対象として、同原発の半径20キロ圏内の警戒区域に位置し、町民全員が
避難を余儀なくされている富岡、大熊、双葉3町など、計13市町村を想定。2011年度
第3次補正予算編成に向け、財政当局と協議を進めている。
13市町村のうち、双葉町は埼玉県加須市に役場ごと集団避難。そのほかの市町村民も
福島から遠く離れた地に移り住み、期間の長期化が予想される中で「地域社会の崩壊」を
懸念する声が強まっている。このため、同省は、避難住民がふるさととのつながりや共同体
意識を維持できるよう財政面から支援することにした。(2011/09/19-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011091900200