ゲームソフト販売会社「ネステージ」(大阪府吹田市、民事再生手続き中)が
不当に高く鑑定された旧「かんぽの宿」などの現物出資で増資を行ったとされる事件で、
府警捜査2課は18日、金融商品取引法違反(偽計)の疑いで、
増資の引受先となったコンサルタント会社(東京都中央区)と、鑑定を行った不動産鑑定事務所(渋谷区)など数カ所を家宅捜索した。
ネ社の有価証券報告書や捜査関係者などによると、ネ社は平成22年2月、
コンサル会社を引受先として、旧「かんぽの宿」など3件の不動産を現物出資で受け入れる第三者割当増資を実施。
その際、不動産鑑定事務所は3件の評価額を、民間への売却価格の3・8倍となる計13億円と算出していた。
コンサル会社は産経新聞の取材に「ビジネスとして出資しただけのこと。
現在はネステージと係争中で、共謀している事実はない」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110218/crm11021813440024-n1.htm