米、イスラエル説得を断念=入植問題、中東和平に打撃
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010120800149 【ワシントン時事】ロイター通信によると、オバマ米政権高官は7日、イスラエル政府に対してユダヤ人の
入植活動凍結を説得するのを断念したと語った。パレスチナ自治政府は、イスラエルが入植活動を
停止しない限り直接交渉に復帰しない立場。米政府の仲介努力が行き詰まれば、中東和平プロセスに
打撃を与えるのは必至だ。
同高官はイスラエルで記者団に対し、「入植活動凍結の延長という手法で直接交渉を再開させる
時期ではないとの結論に達した」と述べた。
同通信によると、米政府は入植活動凍結が3カ月延長されても、十分な進展を得られなければ
再びこう着状態に陥る可能性が高いと判断。また、凍結延長のためにイスラエルに提案した戦闘機供与などの
見返り策の規模が大きすぎるとの懸念も米政府内に出ているという。