広範な軍事協力で合意へ=背景に予算減−英仏首脳
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010102900507 【ロンドン時事】キャメロン英首相とサルコジ仏大統領による首脳会談が11月2日、ロンドンで開かれる。
この席では「前例がないほど」(フィナンシャル・タイムズ紙)のさまざまな軍事分野での協力が合意される見通し。
両国とも景気後退を受けて軍事予算をカットしており、背景には苦しい「台所事情」もあるもようだ。
英政府は既に、フランスとの合同軍事作戦を遂行するため、同国の最新小型戦闘機ラファエルが英空母から
発進できるよう今後就役予定の空母の建造計画の修正を公表。仏側も同様に、英軍機を考慮して
原子力空母シャルル・ドゴールの改修の可能性を探っているという。
こうしたことから首脳会談では、空母をどのようなときにどのような形で展開させるのかが協議の中心になるとされる。
両国の協力の意味は軍事的に大きいが、英側当局は「両国とも財政的に厳しい状況にあり、両国が必要な
軍事力を維持するには協調するのが一番の国益になる」との認識を示している。