月4千万円売り上げ イラン人と日本人の覚醒剤密売グループ摘発
2010.10.27 12:41
販売目的で覚醒(かくせい)剤を所持、譲渡するなどしたとして、警視庁組織犯罪対策5課
などは、覚せい剤取締法違反などの疑いで、イラン国籍、無職、テルギーニ・ハミド容疑者
(45)=神奈川県平塚市中原=と日本人の男3人の密売グループ計4人を逮捕したほか、
覚醒剤の使用容疑などで、客の23人を逮捕した。
同課は、倉庫として使われていた東京都大田区のマンションから大量の覚醒剤、大麻、
コカイン、合成麻薬MDMA(末端価格計約1027万円相当)を押収。テルギーニ容疑者は
「複数のイラン人から仕入れた」と供述しており、詳しい入手経緯を調べている。
同課によると、リーダーのテルギーニ容疑者が平成19年からグループの男3人を売人
などとして使い、品川区や港区内の路上やホテルで密売。月4千万円前後の売り上げが
あったという。
いずれも容疑を認めており、テルギーニ容疑者は「鉄工所などで働いていたが、その給料
だけでは家族を養えず、知り合いのイラン人から密売のノウハウを教えてもらった」と話して
いる。
テルギーニ容疑者の逮捕容疑は2月23日、品川区のホテルで飲食店従業員の
男性(31)に覚醒剤約0.15グラムを1万円で販売、10月12日には自宅マンションで、
大麻片約0.3グラムを所持するなどしたとしている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101027/crm1010271242013-n1.htm