社民、補正予算案賛成へ 経済対策5兆500億円
2010年10月8日3時4分
民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略相)と国民新党の亀井静香
代表が7日夜、東京都内で会談し、臨時国会に提出する2010年度
補正予算案を柱とした経済対策の規模を5兆500億円程度とすること
で合意した。合意文書には社民党も名を連ね、同党は補正予算案に
賛成する方向だ。
合意では、社民、国民新両党の要望を踏まえ、今年度中に契約だけを
先行させ、予算執行を翌年度以降に回すことができる債務負担行為を
加え、予算の不用額などを財源とすることで民主党案に2500億円を
積み増した。
7日夜、記者会見した玄葉氏は「需要と雇用を高める事項を上積みする。
国債は発行しない」と説明。菅直人首相は8日午前、亀井氏と改めて党首
会談を行い、政府案を閣議決定する。
社民党は7日の協議には出席しなかったが、国民新党と歩調を合わ
せる形で雇用対策などを主張していた。党内手続きは残っているが
補正予算案にも賛成の方向で調整する。
http://www.asahi.com/politics/update/1007/TKY201010070540.html