海洋保護区を拡大強化 多様性保全で環境省戦略 [10/01]

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1菜めし田楽φ ★
海洋保護区を拡大強化 多様性保全で環境省戦略


 開発や乱獲、地球温暖化などで海の生態系の劣化が進んでいることを踏まえ、
環境省の専門家による検討会は1日の会合で、海洋保護区の拡充などを通じて
日本の海の生態系保全を図るとする「海洋生物多様性保全戦略」を大筋でまとめた。

 名古屋市で18日に始まる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の
期間中に紹介する。

 戦略は、日本は多様な海の生態系があるが、開発などにより、干潟や砂浜、藻場、
サンゴ礁などの減少や劣化が進んでいると指摘。漁業資源は評価対象の約40%が
資源量が少ない水準にある。

 多様性保全のため「海洋保護区の拡大や、必要に応じより強い規制区域の設定を
図る」とした。例えば、開発や一部動植物の採取を規制する国立公園の海域公園地区は、
現行の約2360ヘクタールから2012年度末までに倍増する。

 海洋保護区には国際的定義がないため「海洋生物多様性の保全や持続的利用を
目的とし、明確に特定され、管理される区域」などと定めた。国内では海域公園地区や、
漁業者団体などが特定の魚介類の採取を規制する指定区域などが該当し、
既に相当数の保護区が存在するとしている。

2010/10/01 18:29 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100101000792.html
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