トルコ、露もう敵じゃない 新国防戦略で明記か
ttp://japanese.ruvr.ru/2010/08/25/17234915.html トルコは現在作成中の新たな国防戦略文書で、ロシアを対外的な脅威から除外する意向。現地紙ミリエットが報じた。
戦略文書は通常、「赤書」と呼ばれ、国家安全保障会議が関係官庁や軍の参加の下で作成。
最新版は今年10月に承認される見通し。報道によると、対外的な脅威から除外されるのはロシアほか、
イラン、イラク、ギリシャの計4カ国。外務省からの提案だという。
トルコとロシアは帝国時代に12回もの戦争を経験しており、歴史的な敵国としてのイメージが強い。
第2次大戦後は52年に北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、ソ連率いるワルシャワ条約機構と対立した。
両国間ではここ数年で送油管や原発の建設などエネルギー分野の協力が拡大中。
「エネルギー安全保障」が初めて盛り込まれる最新版で歴史的な外交政策の転換が起きる可能性が出てきた。