テロと戦う姿勢を鮮明にしたウガンダのヨウェリ・カグタ・ムセベニ大統領
ttp://www.worldtimes.co.jp/w/africa/africa2/ps100812.html ttp://www.worldtimes.co.jp/w/africa/africa2/PS100812.JPG ウガンダの首都カンパラでサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝戦を観戦中、
ソマリアの反政府イスラム系反政府武装勢力の襲撃を受け、観客ら64人が死亡した。
ソマリア暫定政権を防御するアフリカ連合(AU)平和維持部隊に参加しているウガンダ政府に対する
抗議が目的とみられている。
AU加盟諸国が、平和維持部隊への派遣を今後どうするか検討する中で、ムセベニ大統領は、
7月25日からカンパラで開催されたAUサミット(首脳会議)のホスト国として、ギニアやジブチ、
IGAD(政府間開発機構)諸国に合計4000人の派遣を約束させた。現在派遣されているウガンダ・ブルンジ軍の
約5000人と合計して、9000人規模になる。
ウガンダ南西部ウトゥンガモ県で1944年に生まれる。学生時代に福音系のクリスチャンになる。
67年、タンザニアのダルエスサラーム大学で経済学・政治学を学ぶ。大学でアフリカ革命戦線を結成、
ゲリラ訓練を受けた。70年、オボデ政権の情報機関に加わったが、71年のアミン将軍によるクーデターを受け
タンザニアに逃れる。
86年1月首都カンパラを制圧、政権を掌握して第7代大統領に就任した。2006年、大統領の3選規定を
撤廃して選挙を行い、60%の得票率で3選を果たした。内戦と腐敗が続いたウガンダで、安定した政治と
経済成長をもたらしたと評価されている。
78年、元秘書でスチュワーデスの女性と結婚、4人の子供を持つ。 (写真はUPI)