アメリカ上院委、ロシアと結んだ核軍縮新条約の採決を延期

米上院委、ロシアとの新条約採決を延期
ttp://japanese.ruvr.ru/2010/08/04/14480439.html
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　米上院・外交委員会のケリー委員長は３日、ロシアとの間で４月に締結した新たな核軍縮条約の批准に
関する採決を９月に延期すると発表した。ロスビジネスコンサルティング紙が報じた。

　条約は露米首脳が４月８日にチェコのプラハで締結したもので、戦略核弾頭やその運搬手段である
弾道ミサイルの削減を取り決めている。

　外交委員会での採決は４日に予定されていたが、より詳しい検証を求める議員らの要請を受けて
休暇後の９月へ延期が決まった。本会議での審議はその後となる。

　国務省は先月２９日、共和党議員の求めにより発表した報告書で、ロシアが生物兵器や化学兵器を
禁止した条約に違反していると指摘。今回の核軍縮条約批准にも「極めて否定的な」影響を及ぼす可能性が
あるとしていた。これに対し、締結交渉に参加したゴットミュラー国務次官補は、ロシアが主要な核軍縮条約を
全て履行していると発言し、新条約の早期の批准が国益に適うとの認識を伝えている。

　露下院（国家会議）の国際問題・国防両委員会は先月、下院に対して批准を勧告する決議を採択した。
本会議での審議は９月に予定されている。

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ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010080500093
　【ワシントン時事】クローリー米国務次官補（広報担当）は４日の記者会見で、上院がロシアとの
核軍縮条約「新ＳＴＡＲＴ」の批准作業を９月以降に延期することを決めたことについて、
「驚くことでも懸念すべきことでもない」と述べ、年内の批准に自信を示した。
　米ロ両首脳は４月にプラハで新ＳＴＡＲＴ条約を調印、年内の批准を目指すとしていた。
しかし、共和党の一部議員が批准に条件を付けていることなどから、ケリー上院外交委員長（民主）が３日、
採決を９月中旬以降に延期する方針を示していた。