ギリシャ、ガソリン輸送再開 スト中止の兆し
ttp://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080101000006.html 7月31日、アテネ近郊の高速道路の料金所で、トラックの通行を妨害しようとしたスト参加者を制止する警官(AP=共同)
ttp://img.47news.jp/PN/201008/PN2010080101000060.-.-.CI0003.jpg 【ローマ共同】政府の緊縮策に伴う営業免許制度改革に抗議してタンクローリー運転手組合がギリシャ全土で無期限ストを実施し、
ガソリン不足が深刻化していた問題で、約3万3千人の組合員の一部は7月31日、政府の命令に応じガソリン輸送を再開した。
26日のスト開始から6日目にして混乱収束の兆しが出てきた。組合は8月1日にもスト中止を決める見通し。
スト破りへの攻撃を警戒して、パトカーが輸送を始めたタンクローリーを先導。軍のトラックや海軍艦船などもガソリン輸送に
当たったこともあり、民放テレビによると7月31日だけで同国の40%以上のガソリンスタンドにガソリンが届いた。
政府は拒否すれば免許はく奪や逮捕、禁固刑などを科すとする28日のスト中止緊急令に基づき、31日からストを続ける車の
ナンバープレートを没収すると警告。欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の支援を受け改革を進める政府は、組合の抵抗に屈せず、
強い姿勢を貫くとみられる。