ナパーム改良弾投下 米FA18、鳥島で訓練か
ttp://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165504-storytopic-1.html ナパーム弾の改良型焼夷弾MK77(矢印)を搭載して離陸するFA18戦闘攻撃機=27日午前11時44分ごろ、
嘉手納基地(読者提供)
ttp://ryukyushimpo.jp/uploads/img4c4f82e99c735.jpg 【嘉手納】米空軍嘉手納基地で27日、米カリフォルニア州ミラマー基地所属のFA18戦闘攻撃機2機が、
非人道的兵器として国連が製造と使用禁止を決議したナパーム弾の改良型焼夷(しょうい)弾MK77を搭載して離陸した。
約1時間後に帰還した際に同爆弾はなく、沖縄近海の射爆場で投下したとみられる。
搭載されたMK77は3発。同爆弾は5月下旬にも嘉手納基地で確認されたが、その時は使用されず、
嘉手納弾薬庫に戻された。使用が確認されたのは2007年9月以来、約3年ぶり。久米島町役場には米軍が
沖縄防衛局を通して空対地射爆撃訓練を30日まで実施すると連絡しており、MK77は同町の鳥島射爆撃場で
落とされた可能性が高い。
嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会会長の野国昌春北谷町長は「危険なナパーム弾の改良型を、
外来機が何の連絡もなく使うことは問題であり、遺憾だ。事故が起きたら大惨事になる。沖縄上空を含め近海で
危険な米軍機が飛び交っていることは住民や漁業者に不安を与える」と話した。
東門美津子沖縄市長は「三連協でも使用禁止を申し入れてきた。一歩間違えば大きな事故になりかねない。
基地は爆音、事件・事故のほか、不安も大きな負担となっている。米軍や日本政府はもっと敏感になってほしい」と述べた。