オバマ大統領、共和党を攻撃=民主党幹部にせっつかれ
ttp://jp.wsj.com/US/Politics/node_83666 ホワイトハウスは、議会での過半数を維持するため民主党をもっと支援すべきだとの同党指導者からの批判を受けて、共和党攻撃を強めている。
オバマ大統領は恒例の土曜日のラジオ演説で、「上院における少数派」が小企業と失業者の支援を目的とした法案の成立を阻止しようとしていると批判した。
一方バイデン副大統領は18日、ABC放送の「ディス・ウィーク」で、「(中間選挙では)下院で勝利し、上院で勝利するというのが私の見方であり、大統領の見方だ」と強調した。
こうした発言は、秋の中間選挙では民主党が下院で過半数割れになる可能性があるとした先週のギブズ大統領補佐官の発言とは対照的だ。
ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)や他の民主党員が、ギブズ氏の発言を批判し、ホワイトハウスは11月の中間選挙で民主党議員が再選されるように
もっと積極的な役割を果たすべきだと圧力をかけたのだ。
エマニュエル大統領首席補佐官は18日、こうした変化は今に始まったことではなく批判を受けてしているわけではないと述べた。同氏によると、大統領は今後の数日間、
国内に雇用を維持する政策など、経済的に打撃を受けた有権者に訴えるテーマに焦点を当てることになるという。
同主席補佐官は、大統領がクリーンエネルギー関連の雇用創出努力を、自動車や鉄道などの古い業界にも拡大することに力を入れると述べた。
大統領は19日、5月末で期限切れとなった失業保険給付期間延長措置の再開を盛り込んだ法案を可決するよう上院に訴え、「仕事を見つけられず、
緊急救済を必要としているすべての国民のために法案を可決しなければならない」と強調した。上院はこの法案の表決を20日に行う。同法案は11月まで、
一部の給付金を過去に遡って支払うもので、費用は10年間で約340億ドル(2兆9600億円)。
大統領は21日には金融規制改革法の署名式を行う。ホワイトハウス当局者によると、大統領はここで同法によって好ましい影響を受ける「普通の人々」に
スポットライトを当てるという。
(続く)