菅首相“前祝い”? 東京株、一時300円高で9900円回復
2010.6.3 13:01
3日の東京株式市場は、午後に入ってから上げ幅をさらに拡大。日経平均株価の上げ幅は一時300円を超え、
9900円台を回復。民主党代表選に出馬する菅直人副総理兼財務相の後継首相が有力となる中、政局の安定化に加え、
「円安誘導」への期待が高まっており、“前祝い相場”の様相となっている。
午後12時48分過ぎの日経平均は、前日終値比302円00銭高の9905円24銭。日経平均の9900円台回復は
5月20日以来、10営業日ぶり。東証1部の全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、同20・64ポイント高の
890・69。
前日の米株式市場が225ドル高と大幅反発し、投資家の心理改善につながったことで、大幅高となった。
鳩山由紀夫首相の退陣で、代表選出馬を表明している民主党の菅直人副総理兼財務相は、円安志向が強く、
財務相就任時の“舌禍”による円安誘導の再来を期待。外国為替市場で1=92円台に円安が進行。収益改善が
期待できる輸出関連に加え、幅広い銘柄が物色されている。
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100603/fnc1006031302013-n1.htm