沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、日米両政府が名護市
辺野古への移設で合意したことについて、岡田外務大臣は、衆議院
外務委員会で「県外移設とならず、沖縄の皆さんにはたいへん申し訳ない」
と述べ、陳謝しました。
この中で、岡田外務大臣は、日米両政府が名護市辺野古への移設で
合意したことについて、「沖縄県民の理解は十分得られておらず、
5月中の決着が達成できなかったことは、率直に認めなければならない。
県外移設とならず、沖縄の皆さんにはたいへん申し訳ない」と述べ、
陳謝しました。そのうえで、岡田大臣は、日米の合意内容について
「日米間で沖縄の負担軽減をしんしに議論し、ある程度、盛り込まれた
ものになったと考えている。
移設先が辺野古周辺になるということだけでなく、全体をパッケージ
として見てもらいたい」と述べ、訓練の移転などの負担軽減に取り組む
ことで、沖縄県の理解を得ていきたいという考えを示しました。
また、社民党党首の福島消費者・少子化担当大臣が、名護市辺野古への
移設は、沖縄県民の負担軽減を図るとした連立政権の3党合意に
反するとしていることについて、岡田大臣は「3党合意の取りまとめの際、
私は民主党の幹事長として福島党首と協議したが、辺野古に滑走路を
作らないと約束したことはない。福島大臣の発言は明確にまちがいであり、
閣僚として自覚を持ってやってほしい」と批判しました。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100526/k10014695301000.html