長崎県佐世保市で25日開かれた九州地方知事会(会長・広瀬勝貞
大分県知事)の定例会議では、宮崎県で猛威を振るう口蹄疫について、
政府に対策強化と充実を求める特別決議を採択した。
米軍普天間飛行場移設問題については、27日に予定される全国
知事会での協議を受けて対応することでまとまり、沖縄の負担軽減に
関する具体的な議論はなかった。
広瀬会長は記者会見で、「沖縄の負担軽減にかける強い思いを
聞き、重く受け止めなければならないということで意見が一致した」と
説明。
他県での基地や訓練の受け入れについては「今日はそこまで議論が
及ばなかった」と語った。
決議では(1)防疫対策のさらなる徹底(2)移動・搬出制限区域内外
の畜産農家等への補償(3)防疫に協力した農家等への支援策
(4)畜産農家や地方公共団体への財政措置(5)風評被害の防止対策
‐を要望。早急に政府に提出する。
この日は、欠席した東国原英夫宮崎県知事からメッセージが届き、
断腸の思いで口蹄疫ワクチンの接種に踏み切ったことや全国からの
支援に感謝する内容が紹介された。
goo=2010/05/26付 西日本新聞朝刊=
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/politics/20100526_news_003-nnp.html