宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病、口てい疫の問題で、感染拡大を防ぐ
ために、22日から始まった、家畜へのワクチンの接種は、3日目の24日、
接種に当たる獣医師の数をさらに増やして、感染が最も多い川南町を中心に
本格的に行われています。宮崎県は、24日中に、対象の家畜の7割に接種を
終えたい考えです。
宮崎県は、口てい疫の感染拡大を防ぐため、国内で初めて、発生農家から
半径10キロ以内の家畜へのワクチンの接種を22日から行っています。
24日は、接種にあたる獣医師が、23日よりも20人余り増えて80人となり、
獣医師1人を数人が補助する形で1つのチームを作り、80チームが、あわせて
6つの市と町で接種を行っています。このうち、口てい疫の感染が最も多い、
川南町では、5チームの50人余りが畜産農家を回って本格的な接種を行って
います。また、畜産農家の同意を含めて準備が遅れていた都農町でも、
24日から、ワクチンの接種が始まったということです。宮崎県は24日、およそ
3万頭の牛や豚にワクチンを接種する予定で、23日までのおよそ6万3000頭
とあわせて24日中に、対象の7割にあたる9万3000頭にワクチンを接種した
い考えです。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100524/k10014652092000.html