よろしくです。
【レッツ!コンバイン!】松浦産焼酎の大麦収穫
耕作放棄地活用、来春販売
松浦市の若手農家らでつくる「松浦青年農業者会」(前田裕治会長)は21日、同市星鹿町北久保免の畑
(約1ヘクタール)で、焼酎用の二条大麦を初めて収穫した。地域活性化と耕作放棄地の有効利用を目的に、
国からの補助を得て実現した事業。精麦、乾燥の後、焼酎の原料として酒造会社で使用され、来春にも
“松浦産焼酎”が店頭に並ぶ予定だ。
同会は2004年11月、若手農業者らの仲間作りなどを目的に発足。メンバーは20〜30歳代の
ブドウ、イチゴ、畜産農家ら計11人で、副収入を得ようと、耕作放棄地の有効活用に取り組むことに
した。
昨春、国の補助事業を利用し、約20年間荒れたままだった畑を約1か月で開墾した。
比較的手間のかからない作物として大麦を選び、昨年11月から栽培。この日は、メンバーらが
コンバインで次々と刈り取った。
収量は目標の7割程度の約4トンにとどまったが、品質はまずまずの出来。酒造会社に
運ばれ、発酵、蒸留などの過程を経て麦焼酎となり、主に県北地域で店舗展開する酒店
「酒の一斗」で、来年4月から販売されるという。
同会は今後、同じ畑で芋焼酎用のサツマイモ「春小金」を作付けするほか、
学校給食用の野菜栽培にも取り組む計画。前田会長(28)は「収穫までこぎ着けて良かった。
地元産の焼酎を広め、地域活性化につなげるためにも続けたい」と話していた。
(2010年5月23日??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20100522-OYT8T00808.htm