細かすぎる? 長妻厚労相、指示1000件超
3月17日7時56分配信 産経新聞
ポスターを張って、あいさつは大きな声で−。長妻昭厚生労働相が
省内に出す指示が「細かすぎる」と職員から不満が噴出している。
一部は指示書としてまとめられ、政権発足から半年で1千件を超えた。
期日までに達成できないと「反省文」を課すケースもあり、職員からは
「小学生ではあるまいし」と恨み節も聞こえ始めている。
長妻厚労相からの指示は年金問題や後期高齢者医療制度など政策
に関するものが大半を占める一方、「舛添要一前厚労相の公用ワゴン車
は売却しろ」「年金機構の職員は大きな声で『いらっしゃいませ』とあいさつ
するように」といった細かな内容のものもある。
男性の育児参加を呼びかけた「(ダンサーの)SAMさんのポスターを
大臣室に掲示しろ」という、家事をしていなかった自身への“懺悔”
ともとれる指示のほか、報道対応への監視の意味があるのか、「取材
など報道の可能性を察知した場合には政務三役に報告すること」「記者
に会った際には話した内容を報告」といったものもあった。
ある幹部は「従来の大臣も省を挙げて取り組むテーマには指示をしたが、
これほど細かい指示が次々に来ることはなかった」とこぼす。
一方の長妻厚労相は「大臣が『よきに計らえ』という政権ではない。指示
が多いとは思っていない」と涼しい表情。政官の溝が深まっているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000058-san-soci