【政治】 新制度検討でも目立たず ミスター年金、就任半年 [03/14]

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新制度検討でも目立たず ミスター年金、就任半年

鳩山政権の発足から16日でちょうど半年。年金記録問題の徹底追及で、
政権交代の原動力となった長妻昭厚生労働相だが、
新たな年金制度を議論する舞台や子ども手当法案の修正交渉でも目立った活躍がない。
与野党から「本当にミスター年金?」との声も聞かれる。

8日に初会合が開かれた、民主党の“看板”ともいえる
公的年金制度抜本改革を目指す「新年金制度に関する検討会」。
閣僚級のメンバーの中で事務局長として取りまとめるのは、
年金改革担当相を兼ねる長妻氏ではなく、古川元久内閣府副大臣だ。
かつて民主党の年金調査会長を務め、年金だけでなく
財政にも通じていることから白羽の矢が立った。

長妻氏は「財源が大きな問題になるので内閣全体でコンセンサスを得ることが不可欠」と平静を装う。
だが厚労相ポストは、組閣時に鳩山由紀夫首相から行政刷新担当相を打診されながら
「とにかく年金をやりたい」とこだわって得ただけに内心は穏やかでないはず。

 鳩山政権の目玉政策である子ども手当でも“長妻外し”が露呈した。
公明党から修正が持ち掛けられたが、民主党の山岡賢次、
公明党の漆原良夫両国対委員長が話をまとめ上げ、長妻氏ら政務三役の出番はなかった。

 長妻氏は年明けから毎週のように、休日返上で介護や保育などの現場を訪問、
フットワークの軽さを見せているが「もっと政局や他党との難交渉といった修羅場をくぐり抜けなければ」
(ベテラン議員)と民主党内の受け止めは冷ややかだ。

中國新聞  '10/3/14
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201003140261.html