【経済】日本郵便7年ぶり赤字 合理化が課題に

このエントリーをはてなブックマークに追加
1マイナスねじφ ★
日本郵便7年ぶり赤字 合理化が課題に

日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が、2010年3月期に
7年ぶりとなる179億円の最終赤字に陥る見通しとなった。
日本通運との宅配統合計画を見直し、共同出資会社「JPエクスプレス」の
清算に伴う特別損失が発生するためだ。事業統合で規模を拡大し、
合理化を進める道は修正を迫られ、宅配を吸収する郵便事業の先行きは厳しさが残る。

宅配統合は共同出資会社方式を断念し、日本郵便が吸収する。
09年3月に事業計画を申請してから3度も修正し、
26日にようやく総務相の認可が得られた。
宅配市場が頭打ちになる中で顧客離れが進み、
JP社は09年4〜9月期に240億円の最終赤字を計上した。
日本郵便の「ゆうパック」も、09年4〜12月期の取扱量が前年同期より4.4%減った。

日本郵便は7月に宅配をゆうパックに一本化し、郵便網の活用などに取り組む構え。
しかし、ヤマト運輸・佐川急便の宅配2強と競合していくうえで、
人件費などの合理化にどこまで踏み込めるかは不透明感がある。


ソース NIKKEI NET (日経ネット)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100226ATFS2602M26022010.html