保育所の空きを待ついわゆる待機児童を減らすため、ことし4月から、
保育所の面積や保育士の人数などが基準の範囲内であれば、
自治体の判断で定員を超えて受け入れる人数を自由に決められるように
なりました。
保育所の定員は、それぞれの自治体が保育所の規模に応じて決定
しています。さらに、定員を超えて受け入れる児童の人数は、年度が
始まる4月で定員の15%以下、また、5月から9月までは定員の25%
以下に、それぞれに抑えるよう厚生労働省が制限してきました。
しかし、都市部などで待機児童が急増するなか、自治体からは受け
入れる児童の人数を自由に決めさせてほしいという要望が寄せられて
いることから、厚生労働省はことし4月から人数制限の撤廃を決めたと
いうことです。これによって、保育所の面積や保育士の人数などの
基準の範囲内であれば、それぞれの自治体の判断で定員を超えて
受け入れる人数を自由に決めることが可能になります。ただ、厚生労働
省では、4月から上限ぎりぎりの人数を受け入れると5月以降に子ども
を預けたい人たちが利用できなくなるとして、受け入れ人数は余裕を
もたせて決めてほしいと呼びかけています。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015188921000.html