5月結論、地元の同意なしも=普天間移設で平野官房長官
平野博文官房長官は21日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)
移設先の結論を5月に出すとする政府方針について「地元の了承を取れるかどうかは別だ」
と述べ、移設先との調整が残ることもあり得るとの認識を明らかにした。
平野長官はまた、米側との協議に関し「5月末までに、日本政府としてこう考える、
と判断することだ」と述べ、最終合意が6月以降となる可能性に言及した。日米両政府は
先の米ハワイでの外相会談で、今年前半に外務・防衛担当閣僚による安全保障協議
委員会(2プラス2)を開催することを確認しており、日本側はこの場で、移設先について
最終合意する日程を想定している。
これに関連して、鳩山由紀夫首相は衆院予算委員会で、「5月までに必ず移設先を
決める」と改めて述べた。国民新党の下地幹郎氏への答弁。(2010/01/21-12:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010012100409