民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で、
東京地検特捜部は15日夜、小沢幹事長の元秘書で民主党の衆議院議員・
石川知裕容疑者(36)と、元私設秘書・池田光智容疑者(32)を政治資金規正法違反
の疑いで逮捕した。また、特捜部は小沢幹事長の公設秘書で陸山会の会計責任者
だった大久保隆規被告についても逮捕状を取った。
特捜部の調べによると、石川容疑者らは陸山会の収支報告書にそれぞれ
約7億5200万円のウソの記載をした疑いが持たれている。石川容疑者らは、
陸山会が04年に購入した土地に関し、収支報告書にウソの記載をしたとして
刑事告発されていた。石川容疑者はこれまでの特捜部の任意の事情聴取に
対して、土地購入に充てた4億円は「小沢幹事長のタンス預金を借りた」と
繰り返し説明してきた。しかし、特捜部はこの金にはゼネコンなどからの献金が
含まれていたとみており、石川容疑者がウソの説明をしていると判断して逮捕に
踏み切った。
特捜部は、陸山会をめぐる金の詳細な流れの全容解明を進めており、
小沢幹事長に対して引き続き、任意での事情聴取に応じるよう求めている。
http://news24.jp/articles/2010/01/15/07151680.html