2009年12月に「ビビンバ」を羊頭狗肉と表現し、韓国中から非難を浴びた
産経新聞のコラムに再び抗議が殺到している。
問題の火種となっているのは、「ビビンバ発言」で物議をかもしたのと同じ、
産経新聞の外信コラム「ソウルからヨボセヨ」の11日付記事「“品格なき”時計屋」。
今回は水沼啓子さんが綴ったもので、記事では自身が愛用していた大切な時計が
ソウルの時計屋で台無しにされたとするエピソードが語られている。
水沼氏は、大切な時計が壊された思いから「あのデタラメ時計屋!と叫びたい気持ちになった」と述べ、
文末には「李明博大統領は最近『先進一流国家』や『国家の品格』という言葉を使い、
韓国が目指す国家の姿を訴えている」とした上で、
「でも、くだんの店の主人のような品格なき人がいる限り、一流国にはなれない?」と語るなど、
韓国人からすれば不快に感じざるを得ない文面となっている。
ソウル支局長の黒田勝弘氏による「ビビンバ発言」から、2週間たらずである。
完全に沈静化したとは言えない中、再び韓国人の神経を逆なでするような発言が同じコラムから飛び出したことに、
韓国では「またか!」といった声が寄せられている。
特に、水沼氏が時計の修理という個人の経験談を、「国家の品格」にまで結びつけて結論を出したことに、
「理解に苦しむ」と反発する声が多く寄せられている。
一方で、「いいかげん日本の悪口を言うのはやめよう。いつまでこんな記事にこだわるんだ?」「他国を批判するだけの国は一流ではない。
いつものことだと認識して、私たちは堂々と行動をすればいい」と冷静を呼びかけるコメントや、
「日本の右派を煽(あお)るための意図的な記事だ」「小さな事は私たちの全体でもある。
韓国国民の1人として申し訳なく思う」といった意見も寄せられている。(編集担当:新川悠)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0114&f=national_0114_001.shtml 【関連】
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ “品格なき”時計屋 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100111/kor1001110233000-n1.htm