元俳優、押尾学容疑者(31)の保護責任者遺棄致死事件で、死亡女性(当時30)の容体異変直後に
押尾容疑者が119番通報していた場合、8割以上の確率で命を救えていたとみられることが警視庁の
調べで5日、分かった。これが“致死”適用の大きな判断材料になったようだ。さらに、押尾容疑者が
複数の知人女性に“無理やり”合成麻薬MDMAを飲ませ、体調不良を訴えた女性がいたことも新たに判明した。
押尾容疑者は5日、保護責任者遺棄致死容疑で送検された。MDMA服用後に容体が急変した銀座の
クラブホステス、田中香織さんを放置して死亡させた容疑の調べがいよいよ本格化する。
警視庁捜査1課の調べでは、田中さんは昨年8月2日午後6時ごろに体調の異変が
始まり、午後7時ごろ死亡したとみられている。
捜査1課は、田中さんの体調異変直後に119番通報した場合の救命可能性について、
専門家に分析を依頼。専門家は、午後6時前後の救急車の到着・搬送時間▽六本木ヒルズ
周辺で受け入れ可能な病院▽同病院で期待できる医療内容−などを総合的に検討した結果、
「女性は十中八九、助かった」と結論づけたという。
http://www.sanspo.com/geino/news/100106/gnd0106000-n1.htm