鳩山由紀夫首相の25日の記者会見の要旨は以下の通り。
来年度予算では、三つの変革を行った。コンクリートから人へという
理念を貫いた。まず、子育て、雇用、医療、環境など命を守る予算を
増やすため、単純に歳出を増やすのではなく既存の予算の削減に
徹底して取り組んだ。二つ目は政治主導の徹底。菅(直人)副総理が
司令塔になり、節目では私が指示しながら、国家戦略室を中心に
官邸主導で予算編成を進めた。税制調査会の委員はすべて政治家とし、
政治が税制に責任をもつ体制を確立した。三つ目は予算編成プロセス
の透明化。行政刷新会議が行った事業仕分けが国民から高い評価を
もらった。大幅な無駄の削減ができた。
この内閣は国民との約束で始まった。厳しい財政事情もあって、約束
したことすべてを実現することはできなかった。見直した部分もある。
しかし、マニフェストの多くが実現できた。
――バラマキではないか。
一般会計の総額は過去最大だが、財政規律を守ることができる
ギリギリの線を確保した。ハコモノ、公共事業を大幅に削り、子ども手当
など命を大切にする予算に変えていった。決してバラマキという批判は
当たらない。asahi.com
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