厚労省で初の就職面接会、人手不足の介護業者ら参加
介護業界への就職や転職を促そうと、東京・霞が関の厚生労働省講堂で19日
、就職面接会が開かれ、都内の介護事業者50社と求職者ら531人が参加した。
厳しい雇用情勢を受け、「介護業界を雇用の受け皿に」と狙う同省が主催した。
省内で大規模な就職イベントを開くのは初めての試み。講堂のほか、
省内の会議室やロビーに、車いすや介護ベッドなどの体験コーナーも設けられた。
10月の有効求人倍率は0・44倍と厳しいが、介護分野は1・33倍と人手不足の状況。
背景には重労働の割に賃金が低いといった問題があり、面接会では冒頭、長妻厚労相が
「介護で働く人の賃金を上げる施策を打ち出しているが、さらに増額させたい」と、会場の
求職者らに呼びかけた。
参加した東京都内の元飲食店主の男性(37)は、「収入は下がりそうだが、人と接する
事が好きなので介護業界で働きたい」と話していた。
(2009年12月19日19時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091219-OYT1T00798.htm