公明党の山口代表は党の中央幹事会で、民主党が来年度予算案の
重点要望でガソリン税などの暫定税率を現在の水準で維持すること
などを求めていることについて、「従来の主張に反し、一貫性に欠ける
対応だ」と批判しました。
民主党は16日、政府に対し来年度予算案の重点要望として、ガソリン税
などの暫定税率を現在の水準で維持し、原油価格の高騰時には、
暫定税率の課税を停止するよう法的措置を講じることなどを求めました。
これについて、山口代表は党の中央幹事会で、「『政策決定は政府で一元化
する』と言いながら、選挙の際のマニフェストの修正を迫るような内容で、
一貫性に欠ける」と述べました。そのうえで、山口氏は「ガソリン税などの
暫定税率の維持は、これまでの主張に真っ向から反するものだ。
この期に及んで財源の調達のために維持すべきというのは、自己矛盾だ」と
批判しました。
一方、山口氏は記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の面会に
ついて、「結果として日中の友好に資するもので、直ちに政治利用だとは判断
していない。中国側が望み、天皇陛下も受け入れてお会いになられたわけで、
日中友好に資するものとして受け止めるべきものだ」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014481041000.html