世界的に人気が広がっている日本の「マンガ」の魅力をロシアの人たち
にも知ってもらおうというイベントが、モスクワで開かれました。
モスクワの日本大使館で11日、開かれたイベントでは、日本の
出版社の担当者がプレゼンテーションを行い、「日本の漫画は今や
40以上の国で現地のことばに翻訳されて読まれている」と紹介し、
外務省の「アニメ文化大使」にも任命されている「ドラえもん」を例に、
作品の魅力をアピールしました。
また、日本の外務省が設けた「国際漫画賞」を去年受賞したロシア人
の漫画家、スベトラーナ・チェジナさんが講演し、「漫画は子どもの
遊びなどではなく、物事を印象に残る形で伝えるこれ以上ない手段なのだ
と知ってほしい」と語りかけました。
プーシキンやトルストイなど文豪の作品が今も広く親しまれている
ロシアでも、最近は日本の「マンガ」の人気が広がり始めていて、
この日も熱心なファンなどが詰めかけ、会場に設けられたコミック本の
展示コーナーなどに見入っていました。参加した人たちは「日本の
マンガの中には、文学作品に負けない内容のものもある」、
「マンガを描くことで、自分の言いたいことを表現できるようになった」
などと話していました。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014368771000.html