民主党の渡部恒三前最高顧問や、岡田外務大臣、それに仙谷行政刷新担当大臣らが
10日夜に会談し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題など、難しい政治課題が
山積するなかで、鳩山政権を協力して支えていくことを確認しました。
このメンバーによる会合は、渡部前最高顧問の呼びかけで定期的に開かれているもので
10日夜は、岡田、仙谷両大臣のほか、枝野元政策調査会長、それに野田財務副大臣
らが出席しました。この中で、出席者からは、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題や
来年度予算案の編成作業などを念頭に「鳩山政権は、多くの課題を抱えているが、みんな
でしっかり頑張って守っていかなければならない」といった意見が出され、鳩山政権を協力
して支えていくことを確認しました。民主党では、現在、小沢幹事長が衆参両院の国会議員
およそ140人とともに中国を訪れています。こうしたなかで、小沢氏と距離があるとされる
渡部氏の呼びかけによる会合が開かれたことは、党内で波紋を呼ぶことも予想されます。
会合のあと、渡部氏は記者団に対し、「みんな、今、この国の政治の中枢で頑張っている。
立場が変わっても同じつきあいをしていこうという話をした」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014338001000.html