愛知・貸金業者遺体発見 遺棄容疑で男逮捕 殺害も捜査 12月6日10時4分
愛知県一宮市の雑木林で、貸金業者の下釜勲さん(当時41)=名古屋市中村区=が
遺体で見つかった事件で、県警一宮署捜査本部は6日、死体遺棄の疑いで岐阜県出身で
住所不定、無職横山守容疑者(42)を逮捕し、発表した。
捜査本部によると、横山容疑者は下釜さんの殺害についてもほのめかす供述をしていると
いい、慎重に裏付け捜査を進める。
発表によると、横山容疑者は10月9日午前4時ごろ、一宮市東加賀野井川原の雑木林に
下釜さんの遺体を遺棄した疑いがある。下釜さんの遺体は10月20日、ベージュ色の作業着
など数枚がかぶさった状態で発見された。横山容疑者は「下釜さんの車を使って遺体を運ん
で捨てた」と容疑を認めているという。
下釜さんの乗用車は10月9日、名古屋市中村区の地下駐車場に入庫したことが確認され
ており、その後県警が回収。横山容疑者は「駐車場に車を止めたのは自分」と話していると
いう。
下釜さんは携帯電話を使った「090金融」と呼ばれる無登録の貸金業を営んでおり、
横山容疑者はその顧客だったという。捜査本部の調べで、下釜さんの携帯電話の履歴
などから横山容疑者が浮上。2人の間で、金銭の貸し借りを巡り、何らかのトラブルに
なった可能性があるとみて調べる。
横山容疑者は9月末ごろまで名古屋市に住み、同市内のスーパーに正社員として勤めて
いた。事件後、行方が分からなくなっていたが、12月5日正午ごろ、千葉県八街市の路上で
、愛知県警の捜査員が見つけ、千葉県内の警察署に任意同行し、逮捕した。
http://www.asahi.com/national/update/1206/NGY200912060002.html