【行政】県職員給与大幅増 不況に苦しむ県民から批判の声も 広島

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ◆CRIME8u.mE @よろしく哀愁φ ★
県職員給与「大幅増」
2009年12月05日

県は4日、1999年から続けてきた職員の給与抑制措置を、
来年度は課長級以下で休止し、知事ら特別職もカット率を
大幅に緩和すると発表した。

事実上の給与増で、県には新たに約80億円の支出がのし
かかる。来年度の財源不足が456億円と予想される厳しい
台所事情の中、湯崎英彦知事の判断に、不況に苦しむ県民
から批判の声も出そうだ。(鬼原民幸)

県によると、今年度の給与カット率は、特別職の知事で16・5%、
副知事13・5%、教育長などが11%。部局長級7・5%、課長級
5・5%、一般職3・75%だった。

来年度は課長級以下の給与を条例で定められた額に戻し、
カット率も知事10%、副知事7・5%、教育長など5%、
部局長級2%に緩和する。

中国地方の他県はどうか。鳥取は07年4月、知事と副知事の
給与を条例で7%削減し、09年1月には更に3・5%、来年1月
にも3%削減する。

島根は08〜11年度まで知事25%、副知事20%をカット。
岡山は12年度まで知事30%、副知事20%をカットし、
山口も12年度まで知事20%、副知事10%をカットする。

05年度から始まった広島県の財政運営方針は今年度末で実施
期間が切れるため、県は「計画の途中で給与抑制をやめるわけ
ではない」と釈明。

来年秋にも新たな財政健全化計画を立て、人件費のあり方などを
再検討する考えだ。財源不足の中で抑制措置を緩和することに
ついて県側は、「県には未来像を描くための構造改革が必要。
給与カットは構造改革にならない」と説明するにとどまっている。

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000912050004