温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の会議、COP15に
参加する日本政府の代表団に、初めて環境NGOのメンバーを加える
方向で検討が進められていることがわかりました。
来週からデンマークで始まるCOP15には、およそ190の国と
地域の政府や国際機関の代表団などおよそ1万5000人が参加し、
温暖化対策の新たな枠組みをめぐる政治合意を目指して交渉が
行われます。
このうち閣僚会合に出席する小沢環境大臣は4日、閣議後の
記者会見で「COP15では温暖化問題に取り組んでいるNGOの皆さん
にも現場を見ていただいて、参考になる意見があればお聞きしたい」と
述べ、日本政府代表団にNGOのメンバーを加える方向で検討を
進めていることを明らかにしました。具体的な人選は、現在政府内で
調整が行われていますが、政策決定を行う会議や2国間会談などへの
参加は認めないということです。環境省によりますと、温暖化対策の
国際交渉で政府代表団の一員としてNGOのメンバーが参加するのは、
ヨーロッパ諸国などでは例があるものの日本では初めてで、
政府とは異なる立場の意見を生かすとともに、交渉過程の透明化を
進めるねらいがあるものとみられます。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014212311000.html